「れ、レナ!?」
「おにいちゃん…」
あわてて体を隠そうとするシューゴ、顔を覆って真っ赤になるレナ。
「窓から見物していたお客さんの登場だ」
「お、凰花さん気付いてたんですか…?」
「ああ、最初からな。レナもまんざらいやでもなかっただろう?。見ながらオナニーしていたぐらいだからな」
屈託無く笑う凰花はレナを床におろした。真っ赤になって泣きそうなレナは、やはり真っ赤になってこちらを見ているシューゴと目があってしまった。目を閉じて、ログアウトしようとするレナ。
「じゃあ、レナはシューゴが要らないんだな?」
ログアウト中断。
「まあ、セックスの合間、みんなで冒険するときにはちゃんと呼んでやるから安心するんだな」
暗に、それ以外では呼ばないと言われている。よその女に、そんなことを言われている。
おにいちゃんなのに、レナのおにいちゃんなのに。キャラプレ応募したのもTheWorldに誘ったのも、レナなのに。レナがおにいちゃんといっしょに居るために頑張ったのに、とられちゃう。
「シューゴの事が嫌いなら、逃げればいいさ」
目を開き、キッとにらむレナ。余裕で受け流す凰花。
「盗られたくないなら、口に出して言えばいいだろう?。『おにいちゃん、私にもして』って」
「(凰花さん、やりすぎですよっ)」
「(なに言ってるんだ、面白いじゃないか。それにどうせゲームだから、本当のセックスじゃないしな)」
「(そんな事言ったって)」
ひそひそばなしが聞こえたのか聞こえていないのか、レナは顔を上げてキッパリ言った。
「おにいちゃん、私にもして!」
「なんでこうなるかなー」
「おにいちゃんがHな事ばっかり考えてるからでしょ!」
「なんだとっ!」
「ほらそこー、脱線しなーい」
なぜか酒ビンを小脇に抱えてたのしげな凰花から声が飛ぶ。
「リアルでも飲んでるんじゃないだろーな」
「ありうる…」
「それよりレナ、いいのか?」
「シューゴは、いや?」
「いやじゃなくて…むしろ…」
「ほら、それに…どうせゲームだから、ふりだけだよ、ふり…」
「そ、そうだよな…」
「いいのか…?」「いいよ…」
そっと唇がふれあう。何度か軽くふれた後、シューゴの舌が唇を割って入ってきた。体を固くするレナ。軽く背中をなでながら、
「大丈夫だよ」
そうささやかれて、レナの緊張感はとけていった。
あらためて舌が口の中に入ってくる。歯の表面をなめられ、あっ、と口を開いた拍子に舌を絡めとられる。舌同士がからみあい、なめあう。苦しくなって息をつくと、シューゴは首筋、胸とくちづけを移していった。
「胸、小さいから楽しくないよね…?」
「いや、レナの胸だから、かわいいよ。きれいだし」
ふっくらと手に包み込めるほどの胸。ほどよいと感じながら、そっと手を動かす。
「んっ…」
「大丈夫か?」
「平気だよ…」
胸の先をなめられ、背筋、首筋を愛撫されて声が出始める。‘エッチなこと’に慣れ始めて、体は開いていく。
シューゴの口がぴったり閉じた縦筋に触れ、ほころばせていく。ぴちゃぴちゃと音を立ててクリトリスに唾液と愛液が塗られている。膣口の奥から蜜があふれ出し、割れ目は半ば開いた。
「い、いくよ」
かけなくてもいい声をかけて、シューゴはねじこむ。妹の膣肉は固く締まっていて、シューゴは苦労しながらそれを割り開いていった。
「いっ…た…」
目をつぶったまま体を固くしかけるレナの頭を、凰花が膝に乗せた。
「ある程度以上は苦痛はフィードバックしないから、そんなに身構えなくても大丈夫だ。シューゴ、ちゃんとお前のものは濡らしてあるのか?」
「あ、いけね」
「そら見ろ。ちょっと待て」 レナの上に覆い被さると、シューゴのものを軽くなめまわして凰花は微笑んだ。
「よし、いいぞ」
かすかに涙ぐむレナの表情に興奮しながら、シューゴは貫いた。
上にずりあがろうとするレナの肩を凰花が押さえて、ついに根元まで挿入する。しばし二人は動きを止めた。
「れな…」「しゅーごおにいちゃん…」
見つめ会い、そっと唇を合わせる。兄が妹をぎゅっとだきしめると、妹は胸の中がきゅん、としてしまい、意識せずに膣内の兄をしめ返した。
そのしめつけにあえぐ兄。どうしても腰がひくついてしまう。腰が振動して、こ刻みにくちゅ、くちゅ、と音がするとレナの腰もふるえはじめてしまった。だんだんと律動が大きくなっていく。自分の体の中にシューゴがいる、そう感じてレナは真っ赤になった。しかも、なんだかおなかの中が熱い。それをやわらげようと、腰を前につき出すようにしたらクリトリスがシューゴの腰にこすりつけられる形になった。そのまま兄にもじもじとこすりつけると、どんどん快感が湧いてきた。
兄に抱きすくめられて、耳もとでは凰花が自分の泉をくちゃくちゃと指でかき回す音が聞こえ、興奮が高まりすぎてきた。おなかの中、子宮がキュンキュンしてきて、腰がぐっと角度が変わってしまう。奥深くが入り口を向き、体の芯がシューゴのつき込んできた先端にこすられて、レナは甘い声を上げた。
シューゴは、レナの声が高く甘くなるのにつれて、膣内に液があふれ、腰の位置が変わってきたことで抽送しやすくなり、あまり遠慮無く動いていた。より深くへ誘われ、レナの脚が腰に絡んでくる。耳もとではレナが「おにい…ちゃん」と切れ切れにささやく。奥、くにゅっとした、降りてきた子宮口にペニスをこすりつけながら、シューゴに限界がきた。
「いく、いくよレナ、中に出しちゃうよ、レナの膣に、子宮にいっぱい注いじゃうよっ」
「よかったな、レナ。シューゴが妹に種付けしてくれるぞ」
「お、おにいちゃん、ぃゃ…」
弱々しく拒絶しながらも、なおもレナの脚はシューゴを離さない。シューゴは昔隠れて見たAVをおもいだしながら腰を思いっきりつきだし、精液を注ぎこんだ。
「はらめっ!俺の子をはらめっ!精液いっぱい流し込んでやるっ!お前は俺のだ、誰にも渡すもんかっ!」
「いやあっ、おにいちゃん、中に出てる、妊娠しちゃう、私…」
がくがくと体をゆすりながら、兄は精液であふれた膣をこすり、妹は無意識に腰をゆすってザーメンを奥へと飲み込みつづけていた。
「きもちいいよ…れな」「おなかのなか…熱い…。おにいちゃんのせーえきでいっぱいなんだね…」
「きれいにしてくれよ」
しばしして、おき上がったシューゴはそういうと、レナから抜き出したものを眼前に持っていった。レナが目を白黒させていると、凰花がくすりと笑い、舌を伸ばしてなめあげた。シューゴがくぅ、と声をかみ殺す。負けじとレナもピンク色の舌を伸ばしてなめ始めた。凰花とレナが競い会ってなめまわし、交互に口の中にほおばる。
「だ、だめだ、また出るっ!」
凰花の舌がシューゴのアナルに侵入し、レナの口がペニスの先端にちゅっと吸いついた時、限界を迎えてシューゴは解き放った。びゅるびゅると吹き出す液体はレナの口からあふれ、肉茎ははねて顔に、胸にまきちらした。褐色の肌に白いしずくが点々とつく。呆然と口の中のねばつく濃い体液を飲み込むレナに、凰花が尻からのしかかった。
「私もきれいにしてくれないか。ほら、シューゴの精液だぞ。味わってくれ」
凰花は大きく股を開いて、自分の秘花にレナの顔を押しつけた。下腹に力を入れると、びゅっと膣口からシューゴの出したザーメンが飛び出し、レナの顔にかかった。それを塗り広げるように腰を動かす。レナの舌がヴァギナをなめ始めた。舌が奥から精液をかき出す。ちゅ、ちゅ、と吸いついては、愛蜜と兄の精液の混合物を飲み込んでいく。満足そうに腰をゆすりながら、凰花もレナのドロドロのヴァギナを長い舌で舐め、かき回した。二人がからみあい、自分の膣出しした精液を飲んでいるのを見てシューゴはまた勃起してきてしまった。
「な、なあ、また我慢できなくなってきちゃったんだけど」
「どちらでも、どうぞ」
向きをいれかえ、レナにまたがって尻を上げる凰花。
ともにシューゴの精液があふれ女性の唾液に濡れた二つのヴァギナに、シューゴは興奮しながら挿入していった。
何度かピストンしながらもう片方の穴を指でかきまわす。抜いたら間髪入れずに次の穴に入れて、ふたたびかき回す。凰花のねっとりして強い力で絡みついてくる膣と、レナのよく締めつけてきてペニスを離さないかのように吸いついてくる膣と、交互にシューゴは味わった。
上半身ではレナと凰花が唇を重ね、互いの口中をなめあっている。凰花の胸がレナの胸をこすり上げ、精液は塗り広げられていく。乳首と乳首がぶつかりあい、ふたりの目はイってしまいそうになった。ふたりとも肉体はすっかりオトコの精液を受け入れたがっていて、子宮は位置を変え、子宮口はシューゴのつき込みを受けとめはじめていた。体はふるえ、子宮口はメスの本能にしたがって精液を欲しがり、亀頭に吸いつきだした。
「シューゴ、来て、来てぇ!」「おにいちゃぁん、いっちゃう、レナいっちゃうよぅ」
二人の叫びに触発されて、シューゴの背すじがぶるぶるっとふるえ、ペニスは精液をはきだし始めた。つき込みながらの初撃で凰花の子宮口に熱いほどばしりを注ぎ、抜き出してレナの膣内に射精しながらつき込んだ。熱い液体に膣奥を満たされながら、妹は切なさからもっと密着感をもとめて腰をうわ向かせ、結果兄の肉棒は先端を未成熟な子宮口にくいこませるかたちになった。そのまま二人は子宮に精液が注がれるのを感じながら余韻にひたっていた。
めちゃめちゃ気まづくて逃げるようにログオフしてきたシューゴが、ここ一時間になんど繰り返したかわからないため息をついたとき。チャイムが鳴り、カギがガチャガチャと開いた。音を立てて飛び込んできたのは、微妙に泣いているような表情のれなだった。
「おま、あ、合鍵か」
「おとうさん今日も遅いんでしょ?」
「あ、ああ」
「お兄ちゃん。リアルでもちゃんと責任とってよね」
そう言うと、妹は兄に抱きついた。キスをしながら、下着ごしにも濡れているのがわかる性器に兄の手を導いていった。
とっぷへ