レナの週末


日曜日の朝。秀悟は、シューゴとして目を覚ました。清潔なシーツ、ここちよく弾むベッド、そして傍らに眠る愛しい少女の重み。もういちどシューゴはふかふかの枕に頭をうずめた。
最近は毎週、ヘッドセットをつけてログインしたままゲームの中で寝ている。要は、プレステをしながらテレビの前で寝てしまうのと同じだ…。週末なら別に、ハマってるゲームがあるヤツなら普通のことだ。彼は自分にそう言い聞かせていた。
一度肌をあわせて以来、レナとシューゴは何度となく逢瀬を重ねている。
土曜日の夜から二人は一緒の夜をすごし、特に用事が無い限り日曜のほとんどを冒険と愛しあうことに使っていた。
「ん…おにいちゃん?」
「お、レナ起きたか」
モゾモゾと少女が動き、体を起こした。シーツがはだけ、まだ未熟なふくらみと、女性らしさを備えはじめた腰のラインまでがあらわになる。
「お」
「やん」
顔を紅に染めながら、レナがシーツを引っ張り上げると、今度は太股があらわになった。
「…TheWorldって、リアルだなー」
「わ、何見てるのよ、シューゴのえっち!」
内腿の褐色の肌に、奥の泉からこぽりとあふれた白濁が筋を引いたのを見て、シューゴが感心する。昨夜、何度も膣に注いだ、彼の精液だ。一晩妹の中で暖められたそれが、身を起こしたせいで流れでたのだ。
顔を真っ赤にして、レナが立ちあがる。シーツを体に巻きつけ、
「お、お風呂行ってくるね」
「ああ」
見送って、シューゴはまたベッドに転がった。今は…『外』の世界では昼ごろか。腹が空いていないでもないが、仮にTheWorldの中で食事をしても、『外』に戻ったときに効果は無い。一応、雰囲気として酒や食い物を摂ることはできるが、味や食感は無いとされている。…公式には。
実際には、味覚を感じたりする者もいる。キャラクターへの思いいれや同調の度合で変わるようなのだ。まあ、思い込みと言われればそうかもしれないが。ただ、公式にはTheWorld内でセックスできるという事例報告はない…。凰花は、自分たちのしていることは、昔のWEBのなりきりチャットでのSEXやテレホンセックスのようなものなんだろうと言っていたが、実際に感じる感覚は本物なのではないだろうか?。
ぼんやりと考えていると、家の中で水浴びしてきたらしいレナが、バスタオルっぽいものを巻いて戻ってきた。鎧を探してベッドに身を乗り出す。そのうなじと首筋、わきのあたりを見てシューゴの動悸が激しくなる。
手を伸ばして巻きつけられた布の結び目をはずした。
「やだ、おにいちゃんのえっち!」
「いいだろ、こんなふうになっちゃったんだから」
無遠慮にさらけだされたペニスから目をそらしながら、レナは言った。
「もう、シューゴったら。……いいよ」
時々、レナはシューゴを名前で呼ぶことがある。そのときは、『兄と妹』ではなく『シューゴとレナ』という二人の冒険者…『男と女』を演じているのかもしれない。TheWorldの中では、二人の冒険者に過ぎないのだから。何をしても、それは、演技。それは、役割。それは、ゲーム。そう割りきった振りをしているのかもしれない。
…その割には、始めるとおにいちゃん、おにいちゃんと叫びながらしがみついてくるのだが。
シューゴがその時の様子を思い浮かべて顔がにやけると、ひくついたペニスをレナがぎゅっと握った。
「お、おいおい」
「もう、なに考えてるんだか!」
ひざまづくと、ペニスの先端を熱っぽくしゃぶりはじめる。ちょっと乱暴なくらいだ。つよく亀頭の先に吸いつき、裏筋まで舌をこすりつける。くびれに舌の側面をこすりつけ、溝にそってすべらせていく。シューゴの背筋がふるえた。思わずレナの頭を抱え込みそうになる。
「何怒ってるんだよ」
「どうせ、ほかの女の人のこと考えてたんでしょ!」
ふくれながら、大きく口の中にくわえこむ。手がちょっと強い力で玉をもみしだきそうになって、あわててシューゴは答えた。
「いや、違うって。レナの事考えてただけだよ」
「……本当?」
「本当だよ。うそなんかつかないって」
「どうだか。おにいちゃんって、本当エッチだからなー」
そういいながら、レナの手付きがやさしくなる。軽く擦るような袋への刺激、肉茎を清めるような舌の奉仕が続く。鼻筋の横に竿がこすられ、自分の顔が唾液とカウパー液で汚れていくのもかまわず、レナはペニス全体を舐めまわしつづける。
ぬりゅ、ぬりゅ、と手がリズミカルに幹をしごき、レナの口が袋も含み始めた。
「あ、レナ、だめだよ出ちゃうよ」
「おにいちゃん…ちょうだい」
潤んだ瞳で見上げられ耐えきれず、シューゴはその顔にめがけてペニスを向け直し、思い切り射精した。第一弾の液体が顔にびしゃっとかかり、レナが目を閉じて口を開き、その衝撃に耐える。その口の中に突き込んで、シューゴは腰を震わせた。彼の尻を抱え込み、レナはペニスをくわえて、口一杯の粘液を吸い上げる。
永遠とも思えるような一瞬が過ぎて、レナは口を離した。こくん、とのどが動き、大きく息をつく。
「いっぱい出たね、おにいちゃん」
「ああ」
垂れたしずくが肌につくのもかまわずに、微笑むレナ。
それを見たシューゴの頭の中に強烈な衝動が襲ってきていた。汚したい、染めたい、自分のものにしたい、壊したい。この少女が自分のものでなくなるくらいなら……消してしまいたい。
「おにいちゃん…私も、して?」
口もとに手を当て、恥ずかしがりながら足を開くレナ。シューゴはその秘裂に猛然としゃぶりついた。つつましやかな唇をひろげ、奥の粘膜を空気にさらす。ひくついている内側を舌の先でほじるようにするたび、レナの腰がはねる。思い切り奥に突き込み、鼻の先でクリトリスを押し上げながら舌を泳がすと、痙攣するかのようにレナの下半身がふるえる。あふれてくる愛液をすすりあげた。
「お、おにいちゃん、音立てちゃヤダ…」
かまわず、今度はクリトリスに唾液と愛液を塗りつけるように、下から舐め上げる。皮がめくれて、レナは手足をつっぱり、息を大きく吸ったような、切なげな声をあげた。そして弛緩する。
一仕事終わって、シューゴも大きく息をついた。だが、14才の勃起は、まだ元気過ぎた。レナの性器を舐めていて、すっかり興奮してしまったペニスは先から大量に透明な液体を吐き出している。
このままじゃ、すぐでちゃうな。
ぐったりしているレナの手をとって肉棒に絡め、レナの性器、胸を見ながらかるくしごく。数度しごいただけで放出された白液は、レナの胸にまで届き、腹、性器を白く汚した。
「やっ、ひどいよ、おにいちゃん…ひとりで、するなんて」
ねばつく液体をかけられた妹がせつなそうに嘆く。
笑いながら、シューゴはおおいかぶさった。勃起は、おとろえていない。
「だって、こうすれば少し長持ちするじゃん♪」
愛液、唾液、性器にかけた精液を潤滑油にして、熱い粘膜の中にペニスが進入していく。奥まで届くと、レナが切なげに身をゆすった。
「奥、なんだか変な感じ…」
半分泣きそうになりながら、脚を上げ、兄をより奥まで迎え入れようとする。腰がより安定して兄の体重を支えられるように角度が変わると、膣口から子宮口までが一直線になってしまった。雌の本能か、一番快楽を得られる、そして一番妊娠の危険が高い形で、ペニスを、あるいはザーメンを受けとめる準備ができた。
腰が叩きつけられ、ペニスの先端に突かれて子宮がひしゃげる。奥が広がり、子宮口は兄のペニスを受けとめて喜びにふるえる。子宮に伝えられる震動は下半身全体に広がり、レナの頭はますますわけがわからなくなって、兄にしがみつくことしかできなくなっていた。唇を重ね、舌を絡ませ、二人が登りつめていく。気持ちのいい肉筒の中で、シューゴは精液を解き放った。ひくひくと痙攣しながらの射精。レナの中を白く染めていく。
はあはあ息をつきながら、シューゴは抜き出した。ふ、とレナが自分の下腹を押した。どろっとした白い液体が、奥からあふれ出してくる。指ですくって、レナは屈託無く笑った。
「すごい、いっぱい出たんだね」
そういって無邪気に自分の胸に塗りつける。その液体で乳首をくりゅ、とつまむのを見て、シューゴはまた歯止めが無くなっていた。
「レナっ」「ひゃんっ!?」
がむしゃらに突き込み、あふれてきた白濁液を奥に押しこむ。精液でどろどろの中を、こすりたてる。脚を抱え込むような体勢になったレナは、むしろ兄ごと抱え込むような密着度になった。シューゴはいとおしい妹の唇を吸い、首筋をなめ、肩をかんだ。
汗と精液と愛液で、二人は体中ぬるぬるになっていた。もう、自分が何を言っているのかもわからなくなりそうな中で、二人は声を上げて求めあった。
「出る、出るよ、レナの中に、子宮に出しちゃうよ」
「おにいちゃん、レナの、レナの中いっぱいにしてっ!」
奥まで突き込み、精液が吹き出す。それは、先刻の膣出しされた精液といっしょに、未成熟な中学生の子宮の中に強い圧力で押し込まれていく。後から後から熱い精汁が注ぎ込まれ、子宮底に浴びせられていく。子宮口は精液にまみれ、極力広がってペニス先端を受けとめた。一滴残らず愛しい兄の精液を吸い上げるために。シューゴはペニスの先端に吸いつかれ、吸い出される快感に小さく声を上げた。濃い精液が子宮へと通過して行く。レナもその充実感と、中で感じる快感に酔った。
「おなかのおくに、熱いのがひろがっていくよ…」
つぶやくレナの下腹がふるえ、熱い精液でおなかいっぱいの子宮がさらなる突きあげと浴びせられる精液の快楽に震動した。あふれた精液が膣口から垂れてシーツを汚したが、兄妹はかまわず体をこすりつけ、この空しい架空の受精の儀式の快楽を一秒でも長く、と味わいつづけていた。

二人は抱きあいつづけていた。
「レナは、こうしておにいちゃんにぎゅってしてもらえてるのが、いちばん…好き…」
「レナ…」
日曜日の午後。遠く離れた二人は、体の中と外から、互いの温もりを感じつづけていた。
−しばし後、いつものように、ミレイユと凰花から冒険の呼び出しが来るまで。
(FIN)


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